指数のエコシステムの優秀さは説明するまでもありませんが、ただそうは言っても人の手で手入れをしている以上、完璧とは行きません。
ロシアが戦争を始めたからと言って、事前に完全に除外するようなオペレーションもできるわけではなく、事態を受けて顧客と相談しながら新たな形を模索するのがせいぜいのようです。
博愛主義者となって小型核でもサーモバリック爆弾でも何でもウェルカムであれば特に気にならないのかもしれませんが、米国とは異なり日本は核の傘を借りているため、雨の日に傘を取り上げられると黒い雨直撃な感じです。
それでも日本には憲法９条があるから大丈夫なのかもしれませんが、指数に完全に頼り切るということは同じ香りの危険性が漂っております。
難しいことは抜きにして９条信望者にも平和はもたらされるかもしれませんが、平和への寄与との因果関係が立証できるかは未知数です。
ゾンバルトを引用するまでもなく軍需は資本主義の原動力ですが、その資金は効率を求めた結果、自国を侵攻する側にも恩恵を提供できる時代になりました。
もちろんコスパを求めるのであればインデックス系商品は非常にオススメですが、そのコスパ志向が日本人に地政学的な高い代償を支払わせることになる可能性があることも忘れては行けません。
