バリュー株投資判断引き下げ

2022/05/28

 

ちょっと気が早いような気もしますが、クレディ・スイス【CS】とバンク・オブ・アメリカ【BAC】はバリュー株の投資判断を引き下げました。


今年前半の株式市場ではグロース株を大きくアウトパフォームしましたが、債券利回りのピークとともに投資妙味が減少してきているとのことです。


本来割安な銘柄が多いバリュー株にも関わらず「かなり買われ過ぎ」の状況にあるとして、今後の展開はグロース株優位の見通しのようです。


セクターローテーション的な動きも、各セクターに等しく波が訪れるのではなく、実際はかなりいびつなローテーションが起きているのが常です。


株価指数もバランス良く各銘柄が組み込まれているというのは表向きの表現で、実際はごく一部のセクター(例えば米国市場ならハイテクとヘルスケア)が牽引している傾向が強いです。


パレートの法則ではないですが「全体の数値の8割は、全体を構成する要素のうちの2割の要素が生み出している」ということが起きております。


しかしながら、残りの8割を蔑ろにしてしまうと上手くいかなくなったりと、世の中そこまで簡単にはいかないことも多いのですが、実際は上手く行かなくてもなんとかしなければならないのです。


各銘柄の性質は理解しつつも、出典元のような類の話は聞き流しておける力を身につけた方が長期でのパフォーマンスが改善されたりするので、くだらない話は気にせず我が道を歩むべきです。

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