利上げは成長痛

2022/06/18

 

日銀は利上げをしないため、日本国内の投資家の多くは米国の利上げの方を向いておりますが、世界各国で利上げが相次いでおり政策金利の引き上げが2022年1~6月期で延べ80回に達したそうです。


先進国は景気を冷やすのを恐れ慎重なのに対し、新興国はインフレと通貨安のダブルパンチを恐れ、80回のうち60回は新興国の利上げとのこと。


世界同時利上げの中、日本は我が道を行っている感じがして個人的には嫌いではありませんが、市場の機能を重んじるタイプの投資家には不評でしょう。


利上げに耐えられない企業をふるい落とすことによって新たな新陳代謝を促すのが、革新的な成長企業を生み出す秘訣なのかもしれませんが、同時に投資家にも大きな痛みをもたらします。


日本にもいずれは成長痛が必要な時期がまたやって来るのかもしれません。

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