米国で見込まれているインフレの加速と利上げに関して、市場の予測通りにはならないのではないかと、マイケル・バーリ氏が発信しました。
「ブルウィップ効果」という言葉を用いて小売業者の過剰在庫がデフレをもたらすのではないかとのことです。
日本では長年この問題に悩まされてきたので実感が湧きやすいと思いますが、物が浸透している豊かな環境であれば多少の買い控えが起きれば価格は沈静化するものです。
勝手に物の値段がつり上がって行くことでトクをするのは、川上の企業や人手不足によって時給が上がる給与所得者のはずですが、そんなにうまく世の中回っていないのかもしれません。
理想と現実の間にギャップがあるのであれば当然ヘッジファンドはその差を利用して仕掛けてきます。
予想は必ずしも当たるものではありませんが、傾聴に値するコメントというのも時たま流れて来るものです。