ヘッジは自前主義がオススメも課題山積

2022/06/05

 

今年の相場は、ドル建てで考えた場合ヘッジを上手く活用した方が、かなりパフォーマンスを伸ばしている印象ですが、そのヘッジもヘッジファンドに頼り切りではなく、自ら手を動かした方が良いというバロンズの記事が出ておりました。


米国内で投資をしている場合には参考になる記事ではありますが、日本国内においては取り扱いのない投信やETFを活用した手法も多く紹介されているため、そのまま実践できるわけではありません。


一方で個人投資家にとっては腕の見せ所ですし、金融機関サイドからすれば日本国内市場向けに新たな金融商品の提供余地があることを示しております。


当ブログでは、よほど投資に時間や労力を費やせる方以外はインデックス系の商品の活用を勧めておりますが、逆に少し手の込んだ戦略を組み立てられる方は、出典元で取り上げられている【VTV】と【SPDN】を組み合わせたようなロング/ショート戦略を一考する価値はあるのです。


もちろんこういった戦略はベータを調整するなど工夫を凝らす必要が出てくるため、自分で管理できる人向けの話ではありますが、もし仮に下げ相場の際の下落に我慢ならない方は、自ら学んで補わなければならないのです。


残念ながら日本国内の投資家は米国在住の投資家や機関投資家に比べると使える商品の手札は少ないのが現状ですが、それでも昔よりは充実してきました。


市場に任せるのか、自分で弄るのか、ここから先は好みの問題です。

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