不況の犠牲者を生まないための投資

2022/07/26

 

不遇な環境に追い込まれた人間が自らの命を絶つのではなく、無差別殺傷を起こし何の罪もない人々を巻き添えにしてしまう事件というのは、残念ながら無くなりません。


秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大死刑囚の死刑執行が行われたようですが、この事件は奇しくもリーマンショックの年の事件でしたね。


既にサブプライムローン問題で、この事件が起きる頃は株価は下落の最中で9月のリーマン破綻でより一層深刻なものとなりましたが、加藤死刑囚が派遣切りになる時期はまさにリーマンショックが訪れようとしている時期でしたね。


決して雇用環境だけが原因ではありませんし、元々就業態度にも問題があったようですが、金銭上のトラブルや過去の歪んだ教育環境や人間関係も相まって、悲惨な事件は起きました。


このうちのどの原因が本当に重要だったのかは分かりませんが、仮に雇用や金銭の問題が人間を犯罪に駆り立てるのであれば、これは社会的に克服しなければならない問題です。


〇〇ショックのような金融イベントは、一部のトレーダーや投資家にとっては資産を大きく飛躍させるチャンスですが、多くの人々にとっては生活が脅かされる危険なイベントです。


そういった不況においても十分な生活が営める社会インフラが望まれますが、全てを国家が保障することは難しい時代です。


国家に全てを頼れない以上、自らが動いて投資することが、現代における不況の犠牲者にならないための嗜みです。

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