まぁ今更といった感じもしますが、日本人の金融知識に関する調査の結果はOECDの調査参加国の平均以下だったそうです。
悲しいですがこれが現実ですし、こんなレベルだからバブル後の最高値を更新すらできない株価指数で満足できてしまうのでしょう。
預金偏重の歪な家計ポートフォリオがもたらして来た弊害が様々なところに見られるにも関わらず、結局失われた何十年か知りませんが変わることができませんでした。
義務教育で教えなければ学ばない国民性なのかもしれませんが、自律した国民国家を目指すのであればこの体たらくは許されないはずです。
金融の知識があれば必ず高パフォーマンスが約束されていたり成功するとは限りませんが、知らずに失敗するを避けるだけの知識でも十分に元が取れる類いの話です。
日本の金融業界（特にリテール）は知識のない客相手に商売して潤っていたのかもしれませんが、国全体で見れば見事に貧しくなって行きました。
所詮金融業界はその程度の業界かもしれませんが、それを他人（金融屋）のせいにするのはお門違いで、自らが主体的に学ばなければならないのです。
