ロシアのウクライナ侵攻から半年が経過しましたが、国際金融市場の混乱は続いており特に欧州の経済が打撃を受けております。
日本も対岸の火事だと言える状況ではありませんが、かつてであれば安全通貨ディスカウントが発動し連帯責任を取らされておりましたが、今回に関してはむしろ為替は逆に振れており円建ての投資家の懐はそこまで傷んでいないのが現状です。
市場の混乱は、多少のダメージを受けるものの投資家にとってはむしろチャンスであり、そうやって資産を飛躍的に伸ばしてきてたのが、この界隈の先達たちの慣わしです。
「人の行く裏に道あり花の山」の格言の通り、人とは違う動きにこそリターンの源泉があります。
概算要求の季節ですが、金融庁のNISAに関する税制改正要望だけに目が行ってしまっているのであれば、少し考え方を改めた方が良いです。
投資をする方が税制に対する感度が高いのは理解しておりますが、これぞまさに群集心理の典型です。
企業の投資内容は気にかけるのに、国の投資内容に無頓着なのは国民の怠慢です。
逆に本当に成果を出しているプロの投資家はそう行ったところも抜かり無く注視しているため、差はますます拡がっていくのでしょう。
それが投資の現実です。