昨年のジャクソンホール会議で「インフレは一時的」と宣っていたパウエル氏ですが、その後どうなったかというと皆様ご承知の通りです。
ただ、当時のスタンスを正当化するためのポジショントークだった感があるのは否めませんし、結果として今年の手札を残す形となりました。
別に間違った認識でも構わない、それがしっかりと結果に繋がるのであれば。いかにも米国的なプラグマティズムですが、その間違いにも演技や誘導が含まれているというのは意外によくあることです。
当ブログもうそはうそであると見抜ける人でないと読むのが難しいブログかと思われますが、筋の良い間違いによるアウトパフォームを狙うという点においては似ているかもしれません。
もっとも本当は狙ってできる類の話ではありませんが、それを何とかするのが人生です。
