非常識

2022/09/25

 

なぜGAFAMやテスラのような企業が日本から一社も出てこないのかと問われれば、日本企業には非常識さが足りなかったということでしょうか。


別に時価総額至上主義的な市場だけが企業経営の正解だとは思いませんが、今の日本社会に欠けている活力のエッセンスは間違いなくこの非常識の中にあると言って良いでしょう。


確かに無謀な起業や愚かな経営によって散って行く会社が少ないという意味においては、日本も素晴らしい会社が多数あるのかもしれませんが、その結果が日本の株式指数の動きそのものなのかもしれません。


出典元の後半では、S&P500指数の構成企業の平均寿命の短命化のことに触れておりますが、企業は所詮道具に過ぎずそれを通じて経済を回し国家を繁栄させ国民の生活を向上させて行かなければならないのに、日本はその道具を大切にし過ぎたが故に社会や国民が疲弊しているのが実態ではないでしょうか。


確かに経団連の会長から見たマスク氏やテスラは非常識だったのかもしれませんしそれが当時のコンセンサスだったのかもしれませんが、本当に非常識なのはどちらなのでしょうか。


常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションであるのならば、精神年齢を14歳くらいで止めておけば大丈夫です。

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