政権の本音は円安

2022/10/11

 

岸田首相は海外メディアとのインタビューで、日銀の金融緩和政策を引き続き支持することを明らかにしました。


順当と言えばその通りですが、今の日本においては金融引き締めの旗振り役を担える実力者は、なかなか出現しないのではないかという印象です。


米国では小さな政府を目指す層が一定数いますが、日本では誰もがヘリコプターマネーに寛容です。


散々デフレと円高に苦しめられて来たと言っておきながら、いざインフレが始まると不平を言い出すのが人間の性です。


円安というか自国の通貨安は国力を映し出すと言われておりますが、過大評価や過小評価のような歪みがもたらす弊害も存在します。


個人的には、通貨の単純な高安ではなく自国の通貨を意図する方向に持って行ける国こそが本当の通貨強国ではないかと考えております。


今の日本は果たして通貨を理想の方向に持っていけているのでしょうか。

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