ゴールドマンによると米国株はリセッションの影響を織り込み済みではないそうですが、必ずしも下落に向かうとは限らないのが市場の難しいところでもあります。
セクター別の推奨なんかは業界ごとに似た動きをする銘柄も多いため、なんとなく信頼を置きがちですが、テスラとGMやフォードの株が同じ動きをするかというと別ジャンルと考えた方が良い気がします。
米国株の現在のセクターは、指数ベンダーのIT業界への忖度もあり一般人の感覚とは異なるのではないでしょうか。
アルファベットことグーグルやメタ、アマゾンなんかは間違いなくビッグテックですがテクノロジーセクターにはおりません。
人為的に作られた分類は、ときに投資家に恩恵を与える一方で、単なる偏見を増長しているだけかもしれません。
個人的には、分類を分ける際は「その他」や分類不適格なものの方が好きですが、投資不適格の烙印を押されてしまうとジャンクディールを張るしかありません。
木を見て森を見ず的な発想で分散をすることは重要ですが、結局はその一本一本の木々によって森は形成されているのです。
時価総額が大きいことに価値を見出すのも重要ですが、独活の大木が含まれていることも忘れてはいけません。