パンチボウルがなくなり金利が上がり始めると様々なことが現実に引き戻されるのは、金融政策の世界ではいつもの光景です。
コロナショックの緊急対応という、一世紀に一度あるかどうかというレベルの分かりやすすぎる緊急利下げによって、バブルは始まりました。
こんなに分かりやすい展開はもう二度と期待できないのかもしれませんが市場に残った多くの方がその恩恵を享受しました。
ミーム株にとどまらず大当たりを引いた投資家は脚光を浴び、アーク社のキャシー・ウッド氏はまさにその象徴だったと言って良いでしょう。
そう言った銘柄やファンドの今年の成績はどうかというと、宴の後と言った感じではないでしょうか。
まだまだセクターによっては、全く崩れていない分野もないわけではないため、バブルは弾ける前というカウントですが、金利上昇の影響でレバレッジ系の商品など早めに被弾している方もいるため一部で事故は発生しているという印象です。
ただ今回の相場では日本の(円建て)投資家はそこまでの痛みを伴っていないのではないでしょうか。
インフレが懸念されておりますが、カスみたいな上昇率で途上国出身の出稼ぎの方や滞在経験者は鼻で笑っていることでしょう。
このタイミングで「貯蓄から投資へ」の流れを本当に実現できるのか。できなければ日本はそのまま沈んで行くだけ(少子化の進行で日本人消滅の方が先?)か分かりませんが、政府でも中央銀行でもなく日本人一人ひとりが自分ごとで取り組まなければもう後がないほどに日本は切羽詰まっているのです。
そんな難しく考えず、資産も子どもも産めよ増やせよです。大切なのは種銭と種付けです。