譲れぬ一線

2022/10/08

 

人類の危機を宇宙への進出で世界を救おうとしているマスク氏にとっては、台湾・ウクライナと中露との国境や領土の問題など取るに足らない問題なのかもしれません。


しかしながら現実は異なり、国家の存亡や威信をかけて兵力が投入され命を落とし生活が脅かされる人々が多数出ている現実があります。


宇宙進出への資金源としてのテスラは、中国市場も重要なマーケットでしょうし、マスク氏自身も迂闊な発言はしないでしょう。


ビジネスと安全保障では次元が異なりますが、利害関係が複雑に絡み合い各々がそれぞれの思惑で発言や主張をします。


合理性の追求だけで必ずしも判断が正しいとは限らないのは、歴史が問いかけてくることも多数あり、科学的な革新が生み出した核兵器が戦争終結のためのカードとして広島や長崎に使われたことを、それが効率的だったと言い切るのはかなり危険な話です。


ロシアの通常戦力が想定よりも弱体化していたとしても、小型核兵器を投入して切り抜けて来るかもしれないという脅威は排除できません。


それが本当のリアリズムの世界ですし、国家の存亡や本気で命を懸けた修羅場でしか理解できない部分もありますので、当ブログはそういう言葉を軽々しく使うつもりはありません。


マスク氏はやっぱりクソ野郎ですし、この問題に関して当ブログのスタンスは台湾とともに生きるです。


ちなみにパイナップルケーキは李製餅家派です。

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