みずほフィナンシャルグループ【8411】が、企業年金を確定拠出年金に一本化するそうです。
紺屋の白袴とはまさにこのことで、自分たちが提供しているサービスへの懐疑というのが残っていたということかもしれません。
確定給付型が終身雇用時代の既得権益と言った方が良いのかもしれませんし、グループ内に運用部門がある以上確定給付型でアウトパフォームできるという自負があったのかもしれませんが、今はそういう時代ではなくなったということです。
悪い言い方をすれば、年金の運用の責任を個人に押し付けたということになりますが、言い方を変えれば個人の資産は自分自身で責任を持つ時代になったということです。
日本社会は護送船団方式で守られ過ぎていたのかもしれません。
ただ、自由民主主義社会においては、自律こそが本当の意味で自由を獲得することにつながるという考え方が根強いです。
袴の色は関係なく、寒空の下、袴を脱いで下半身に風を感じながら全力疾走してからが人生の本番です。