ベゾス「アマゾンのガレージは箔」

2022/11/06

 

株式分割の影響もあり多少分かりづらくなっておりますが、あのアマゾン【AMZN】の株価がコロナ緩和バブルの上昇分をほぼ吐き出し、コロナショックの底の頃の水準まで戻って来ました。(過去を振り返らずともバブルだと分かりながら市場を眺められる本当に珍しいケースの約2年間でしたね)


金利の上昇と時間の流れはときに残酷です。


コロナ前までは我が道を行く右肩上がり銘柄の筆頭のような扱いを受けておりましたが、上振れた分の揺り戻しはしっかりと清算されるようです。


こんな響かなさそうな状況であっても変わらず取り扱うのが当ブログ恒例のベゾスネタではありますが、流石に出典元の訳書の紹介記事もネタが尽きて来たのか、生声の記録本でした。


GAFAMにとどまらず米国の起業家には定番のガレージでの創業秘話ネタですが、アマゾンは箔付けのためだったそうです。


そもそも80年代起業組ではないですし、学生やドロップアウトではなくヘッジファンド出身のベゾス氏は、居場所がガレージということは普通に考えればおかしな話で、わざわざ成功神話になぞらえガレージからスタートしたわけです。


成功者は後から何とでも美談に持ち込みがちですが、実際起業家はクソみたいな奴ではなく本物のクソでなければ大成しないのです。


それでも莫大なリターンを生む限りは資金を提供することに価値はあるのです。


今の相場環境では説得力がないかもしれませんが、価値があるはずの投資先がボコボコに叩き売られている時こそ妙味があるのです。


もちろんアマゾンが生き残る側かどうかの保証は確約されているわけではありませんが...

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