露骨な差が出たインデックス対アクティブ

2022/12/01

 

今年の国内で取り扱いのある投信の年初来で流出入額が大きい商品のランキング(11月22日時点)がまとめられておりましたが、かなり明暗を分ける結果となっておりました。


流入側はつみたてNISA対象のインデックス型商品が上位5位の中に4商品入り、いずれもリターンも何とかプラスで持ちこたえておりましたが、流出側は昨年人気だったテーマのアクティブ型商品が見事に売られ、グルーバル・プロスペクティブ・ファンドに至っては年初来でマイナス50%を超える下落に見舞われておりました。


流行りものに手を出して、良いタイミングでぶん投げられるのであれば結構良い商品もあったりするのですが、無駄に高い信託報酬や購入手数料を負担してまで長期保有に耐え得る商品というのは相当稀な存在です。


国内の投信でそんな商品が登場するのは、あと半世紀くらい経たないと出て来ないのではないでしょうか。


NISA制度が拡充される方向に進んでおりますが、つみたてNISAの人気商品が登場しただけでも日本の投信業界にとっては大きな成果だったのではないでしょうか。

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