マスク氏の私物になった以上の当たり前の動きかと思いますが、マスク氏に批判的なジャーナリストのアカウントが停止に追い込まれました。
投資家にとってツイッターの環境というのは、決して悪いものではないと思われますが、もともと歪んだ言論空間であったものにさらに磨きがかかりました。
ツイッター社のリストラの影響は主にリベラル色が強かった部分にメスが入ったと解釈される傾向がありますが、見たいものしか見ない或いは見せないツイッターの言論空間というのは、政治的中立性というのはもともと担保できず、自らの論調を増幅させる装置にすぎません。
メディアは時代を映し出す鏡である以上、写っているものは自分自身または自分の思想の延長上であることが非常に高いです。
歪んでいるのは世間ではなく己自身であることを自覚せずに世間を批判するのであれば、その無責任な姿勢の報いを受けるのは結局自分自身なのです。
何とかハサミは使いようとはよく言ったもので、結局使い方次第で毒にも薬にもならなる世界なのだと思います。