人工国家「アメリカ」

2022/12/18

 

投資の世界においても米国というのは避けては通ることのできないテーマです。


超大国としての地位は偶然の産物であり、市場としてもあくまで世界の中における数ある市場の一つにすぎず、一国に固執することなく、世界に向けて幅広く投資するべきであるというのが建前となっております。


ただ、それは建前であって市場関係者の本音は異なります。


かつて欧州の人たちにとっては、米国は実験の場であり旧世界ではチャレンジできないことに挑戦する場でもありました。


フロンティアは東から西へ進み、西海岸を超えて日本に到達しその後アジア諸国へ広がりインドへ向かおうとしておりますが、古来からの思想を残すアジア圏とは異なり、米国は移民が思想をもたらす場となっております。


もちろん厳密なことを言えばネイティブアメリカン等の問題もありますが、そういうことではありません。


なぜ南アフリカ出身のマスク氏は米国で起業する必要があったのか、中国ではダメなのか、日本でそれができないのは何故なのか、金儲けも大切ですが一度基本に立ち戻るべきではないでしょうか。


イデオロギーや主義主張、哲学や宗教観は、単なる金儲けや投資とは無縁のように感じるようなときもありますが、資本主義自体が思想そのものです。


そんな小難しいことは気にせず、ただ自身が儲かり金が手に入れば良い、それも一つの真理かもしれませんが...

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