テーマからパッシブへ

2022/12/26

 

相場が好調だとハイリスクなテーマ型ファンドが恩恵を受けることも多くアウトパフォームすることで存在が肯定されますが、今年のように逆風が吹くと大きく崩れることもあるため、結果的にはオーソドックスな運用がもてはやされたりするものです。


今年は為替の影響もあり、円建てだと年末まであまり動かず、日銀が動いたことでようやく株安を感じられる年の瀬になった感じがしますが、ハイリスクな取引をしていた方の中にはレバレッジ系の商品が崩れたりコロナ相場で輝いていたキラキラ小型株をぶん投げそびれたり、FTX詐欺に引っかかったりと大変な思いをされた方もいらっしゃるかもしれません。


それでも統一教会の壺を買うよりは、有意義なお金の使い方をできていたのではないでしょうか笑


変な新興宗教よりは、普通とされる宗派の方が現世では穏やかに生きられる可能性が高いのだと思われますが、テーマ型からパッシブ型への改宗はある種の定番回帰でもあります。


もっとも宗教よりも業の深い金目の世界ではインデックス教も非常に恐ろしい圧力団体であることは間違いありません。


壺とか仏壇とか、或いは大統領選出馬に合わせて発売されるトレカに手を出すよりは良い賭けのようにも思える一方で、この界隈に深入りすることで失われるもののことを忘れずに生きましょう。

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