10年債フェイル

2023/02/16

 

国家間での金利差を確認するのによく用いられるのが10年債の利回りですが、日本は長期にわたりイールドカーブ・コントロール政策を実施してきた影響で取引が成立せず、国際的な指標から外されたり、社債発行の実務にも影響が出ているそうです。


異常状態が続いたおかげで日本の投資家は株式だけ或いは国債を見るにも米国の国債を眺めていればよかったのですが、さすがに次期体制では見直しが入るものと思われます。


本当のお金持ちや機関投資家などの債券ガチ勢にとっては、日本の債券市場の流動性回復が望まれるものの、それでもまだ日本国債の金利は普通の投資対象先としては低すぎるのです。


日本の低成長を反映していると言えばそれまでですが、さすがに指標として機能するところまでは戻ってきてもらいたいものです。


と言いつつ、当ブログは当面日本国債は機能しないと見込んでいるが故に参照リンクは日米金利差ではなく、米国のイールドカーブですが...


参照:アメリカ 国債利回り(イールド・カーブ)

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