相場が不安定な時期ほど、理論的にはアクティブ投資の成績がインデックス投資を上回りやすいというのは、感覚的に理解できる部分もありますが、多くのファンドがマイナスに沈む中逆境に打ち勝ちプラスで推移するファンドも僅かながら存在します。
もちろんそういったファンドは特殊な戦略を取っているケースもあるため、上昇相場に弱いみたいなファンドもあるのですが、そうではなく時流に合わせて戦略を変更し勝ち続ける勢力もいるのです。
もっともそういったファンドは私募の規模にとどまることが多く一般的な投資家はその恩恵にあずかることはできませんが、何らかのヒントを手に入れることはできたりします。
再現性の低い世界ですのであまり深入りはオススメしませんが、そういった戦略の中に自らの投資スタイルにうまくハマるケースもあったりする訳です。
ただ、こういった当たりを引くケースもいつまでもアウトパフォームが続く訳ではないため、タイミングを見て戦略を修正したり手仕舞う必要が出てきます。
判断を誤ればパフォーマンスを大きく損なうこともあるため決して甘くはない厳しい世界ではありますが、株式市場が軟調な展開が続く方に賭けるのであれば、それは非常に合理的な戦略です。
もっとも順張りの長期投資の方が期待値も高ければ、手間もかからないため個人投資家には向いていると思いますが、トレードにコミットしたい方にとっては、軟調な展開の方が実は報われるのかもしれません。
