定義の違う超富裕層

2023/03/24

 

国によって富裕層の定義は異なりますが、中国のシンクタンクでは純資産10億ドル以上を「超富裕層」としているそうです。


この定義で行くと、現在のランキングは米中の二強でしょうし、中国がバブル期の日本のような過ちをしなければ、首位を維持し続けることができるかもしれません。


翻って日本の富裕層の定義(野村総研)は、だいぶ敷居が低いです。


ある種日本が先進国として格差の少ない社会を築き上げて来たという見方もできる一方で、最近は一億総貧困化への道を歩んでいるというような論調も見受けられます。


10億ドルとは行かないまでも、その200分の1以下の5億円で「超富裕層」というのは何とも残念なスケールです。


まぁ日本という国はその程度の国に転落したというだけなのかもしれませんが、長らくデフレを脱却できなかった爪痕というのはとてつもなく大きなものだったのかもしれません。


月並みですが、人口もマネーも数は力だ的なノリはそれなりにインパクトがあるのです。


こんな話をしておきながらアレですが、資産運用によって得られる富は個々人にとって金額以上に価値を持つこともあったりします。

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