クレディ・スイスの件もありますので必ずしも大手銀行が安全とは限りませんが、米国では中小銀行から資金を引き揚げる動きが起きているようです。
資金管理は自己責任ですので、銀行が破綻したときのことを思うと致し方のないことだと思います。
現代版の取り付け騒ぎなのかもしれませんが、考えてみるとネットでの銀行間の資金移動は自らの口座であれば単なる数字の付け替えです。
それだけのことに過ぎませんが、そういった預金者の動きが大きなものとなると、中堅クラスのシリコンバレー銀行は実際に破綻してしまいました。
中小銀行には大手行ができない役割があったはずですが、危機のときの調整弁となるのも役割なのでしょうか。
とはいえ日本でも、中小規模の地域金融機関やネット銀行には同じリスクが伴います。
もちろんペイオフ程度は保護されるでしょうが、預けるべき先はそこではないということかもしれません。