主義違い

2023/03/05

 

中国全人代の政府活動報告はまさにその典型かと思いますが、発表される数字と本当の数字はどれだけ異なるのか、どれだけ織り込まれているのかを学ぶに非常に面白いテーマです。


確からしい数字と明らかに嘘が混じる数字、誇張しているものもあれば逆に警戒されることを防ぐため低く見積もっているものもあるでしょう。


中国国内も一昔前に比べれば正確な数字を把握する能力は飛躍的に高まっているはずですが、そのことが必ずしも正確な数字が公表されることにつながらないところが統制国家の難しさでもあります。


前提自体に歪みがある分、市場の歪みから利益を取りやすい可能性がある一方で、その資金は着実に西側を侵略する糧となります。


ウクライナ人や台湾人には程よく犠牲になってもらいつつ、ロシアや中国への投資で儲けるのが強欲な資本主義者の在るべき姿なのかもしれません。


資本家が100%民主主義に迎合する必要がないのは、いくら親和性があるとはいえそもそもの「主義」が違うといったとことでしょうか。

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