フィンテックという響きは金融機関がテクノロジーで進化するような雰囲気がありますが、実態はテック企業の金融業界への侵攻といった感じでしょうか。
アップル【AAPL】もカード事業等金融分野への進出が以前から取り沙汰されておりましたが、気がつけばフルサービスを目指す勢いで様々な分野に広がっていく様相です。
逆に経営の厳しい地域金融機関などは、提供するサービスを選択と集中させ難局を乗り切ろうとしておりますが、うかうかしているとビッグテックに色々と持って行かれるかもしれません。
逆に日本にはGAFAMがおりませんので、まだ金融機関にもチャンスがあるのかもしれませんが、何とかペイ一つとってもIT企業の方に分があるようにも感じます。
黒船に金融分野まで持って行かれないように気をつけて欲しいところですが、結局は便利なサービスを享受できる方に日本国民は靡くのであり、消費者としては正しい判断です。
ビッグテックの金融事業はアマゾンやメタで進みそうな印象がありましたが、逆に警戒されアップルのようなオールドスクールなスタイルの方が浸透させやすいのかもしれません。
テクノロジーの進歩は速くとも、使う人間の進歩はそれほどでもなく、むしろ便利になっていくほど退化している気配すらあります。