再考投資被害

2023/04/12

投資

 

まず前提として投資は自己責任ですので、自らのパフォーマンスに責任を持つべきだと思いますが、その上で投資詐欺に引っかかり資産を失うケースをどう捉えるかです。


高い勉強代を支払ったという解釈もありますが、詐欺であろうと変なインフルエンサーに乗っかってお金を溶かそうと資産が減ったという事実に変わりはありません。


詐欺事件の場合、訴訟で取り返すこともできますが、殆どの場合において焼け石に水程度の額しか回収できないでしょう。


インフルエンサーの場合、そもそも責任回避のためのリーガルチェックは実施済みでしょうから、さらに不毛な争いが待ち構えております。


投資パフォーマンスで実力を見抜くのが難しいのは、リターンが単純な実力だけではなく一山当てたような運の要素でも大きく底上げができてしまうところです。


また、スキルや情報取得も日々アップデートし自己研鑽が必要です。ある時まで鉄板だと思われていた手法や秘伝の技が突如として通用しなくなることが起こります。


それも運が悪いと詐欺として立件されることになるのですが、単純な詐欺だけではなく当初は善意で行っていた助言やレポートもその萌芽となりうるのです。


だから余計にタチが悪いのです。

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