スピード感

2023/05/31

節約

 

先手必勝ではないですが、為替への介入はコスパ良く効果的に行いたいというのが当局の本音であり、可能であれば何もせずに済んで欲しいと願うのが官僚機構の事なかれ主義です。


しかしながら昨年24年ぶりの円買い介入を実施したように、実弾を使わざるを得ないのが今の日本の現実です。


もっとも円高に苦しんでいた頃に比べると、自国の通貨の価値を貶めなければならない円売りに比べ、幾分真っ当な政策に見えてしまうのが、危険なところです。


急激な動きがなければ動きづらいのだと思いますが、そもそもの本音として介入を実施したいのかというところは、昨年とは少し雰囲気が異なるため確認の余地があります。


米国株を含め日本国内から海外資産に投資をしている方にとっては、額面上の資産額だけが膨れるだけの円安ではなく、本当の意味で資産が増加している環境の方が、本来は理想的です。


そうは言っても外圧がなければデフレを脱却できなかった国には、ショック療法がまだまだ必要なのかもしれませんが...

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