為替というかドル円の話になると、必然的に米国の利上げの話になりますが、再三の利上げにも関わらず米国はインフレ気味でその割に株式市場はご機嫌です。
Ｇ１０通貨の主要国の中で逆イールドになっていないのは、日本とオーストラリアだけしか残っていないとのことですので、順当に考えればリセッションにリーチな感じですが、今回の逆イールドは人為的説もあるため、ツモもロンも出来ずに流れるかもしれないという楽観論者すらいる様です。
一昔前は、景気後退や有事においては円高で日本の株式市場はとばっちりを食らっておりましたが、今の日本の相場を見ていると、時代は変わったのかもしれないという雰囲気を感じます。
それが必ずしも良い事とは限りませんが、通貨高や通貨安それ自体が国力というようなよく利用されるポジション取りのレトリックではなく、自国通貨を思った方向に動かせる国こそが通貨強国なのでしょう。
