ネガティブウォッチ

2023/06/04

投資

 

デフォルトは回避できましたが、依然として米国の信用格付けが俎上に載せられていることに変わりがないようです。


クレジット・ウォッチの呼称は各社異なりますが、フィッチの呼び方はどことなく妖怪ウォッチ感があります。


冗談はさておき、かつてはS&Pとムーディーズが100%米国系なのに対して、フィッチは英国系資本が参画し米国政府に対し物申せる系の雰囲気を出そうとしておりましたが、今やハースト傘下に収まり結局全部米国系に戻ってしまいました。


格付けが必ずしも実態を反映しているとは限りませんが、対外的な格付けによって多少の印象をコントロールすることができてしまうところが格付け会社の強さでもあり、寡占化することでその影響力を高めることができます。


親会社を見れば分かる通り、企業としての影響力の行使の仕方はメディアそのものです。


指数ベンダーの役割もすれば、ノイズも提供すのが、この界隈のマッチポンプの真髄です。


程よく距離を取るのが大体において正解です。

QooQ