消費支出の二極化が指摘されて久しいですが、格差によって消費行動が所得層によって変わってきているようです。
こういった分析は昔からありましたが、分厚い中所得層が減り、低所得層と高所得層の割合が増えてきたということでしょう。
出典元では三井住友カードのデータを用い、年収500万円未満を低所得、500万〜1500万円未満を中所得、1500万円以上を高所得としておりますが、かつてに比べると年収500万円未満と1500万円以上の層の消費に特徴があるとのこと。
高所得は資産価値の値上がりを見据えロレックスやエルメスなどの高級品を買い漁る一方で、低所得層では食料品や光熱費の値上げが直撃しエンゲル係数が上昇しているようですので、何れにせよ消費は増えております。
経済を回せる層がしっかりと消費を行い、そうではない層は家計を守る。一見すると当たり前のような話ですが、それが出来ていないと経済は沈んで行きます。
統計データでは確認できないのは、消費者心理とも異なる「気持ち」の問題です。