iモードの轍

2023/09/16

投資

 

バブルだったとはいえ、NTTが世界一の時価総額を誇っていた企業であったのは紛れも無い事実です。


そしてベル研究所、AT&T或いはIBMを超えて世界の未来を切り拓く企業として期待されておりましたし、事実こういった流れから当時は日本が最先端をひた走っていたようです。


残念ながら時価総額という尺度で行くとGAFAMなどの足元にも及ばない規模になってしまいましたが、それはAT&T、IBMそしてGEだって同じことでしょう。


iモードが世界の最先端だった頃、その仕組みを徹底的に研究し尽くしたからこそ、iOSのApp StoreやGoogle Playといったアプリ提供のアーキテクチャは革新的なものになったのです。


GAFAMやNTTのような企業は、純粋な民間組織という域を越え、法改正や時に独禁法と向き合わなくてはなりません。


その事による一時的なディスカウントが投資チャンスを与えてくれることもありますが、本当に没落することもあるため、やはり個別株には選球眼が必要です。

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