昨年も同じような内容の記事を見かけたような気もしますが、実質実効為替レート的には半世紀前の水準であるというのは紛れも無い事実です。
このことを国力の衰退と悲観するのか、50年前の水準から投資を組み立てられるとポジティブに捉えるのかは人それぞれかと思われますが、確かに日本の物価情勢は枯れている感じがします。
付加価値を付けられず安売り節約競争に逃げ続けて来た結果といえばそれまでですが、日本という国は価値(あるいは「バリュー」という呼び方の方が伝わるのかもしれませんが)に正面から向き合わなければならない時代に突入したのかもしれません。
残念ながら先人たちのように安売り節約という逃げ道はありません。
しかしながら、考えようによっては厳しくも良い時代かもしれません。