米国株一極集中

2023/09/04

投資

 

こういった観測記事が出始めるとそろそろ終焉も近いような気もしますが、現状はこの通りです。


欧州は割安でもあまり評価されず、中国の不動産市場は何かヤバそう、米国はセッション懸念や割高が指摘されているにも関わらず、AIブームや発表される経済指標の都合の良い解釈によって無駄に堅調です。


今年は崩れて欲しい願望が年初から強く感じられたため、こういった上昇相場はむしろ必然だったのかもしれませんが、円安も相まって円建てS&P500指数連動商品は最高値の更新を爆進中です。


「リセッション到来で米国株が崩壊し円高とのダブルパンチで絶好の買い場が到来します!」キャッシュポジションがダボついている日本の投資家の心の声が聞こえてきます。


勿論そういった展開もウェルカムではありますが、最近有事の円買いの動きが見られなくなって久しいです。


トランプ相場以前はそれが当たり前でしたが、何か世の中変わって来たのでしょうか。


おそらく日本の民主党政権時代の円高を経験している方は、良くも悪くもその感覚が抜けないのだと思います。


何十年か後、あの頃の米国株高の感覚が抜け切らないと指摘されないよう、市場には常に変化と競争を促してもらいたいものです。

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