当ブログでたまに話題に出すアーキテクチャーの議論やITと行動経済学的な何かを突き詰めると、行き着く先はノイマンです。
その功績は原爆やコンピューターにとどまらず、ご存命の頃は国防総省にCIA、IBM、GE、スタンダードオイルに至るまで米国の軍部や情報機関、大企業の顧問として多大な貢献をしておりました。
当ブログはそこまで科学史に忠実な論調のブログではありませんが、彼をプリンストン高等研究所に引き止めることに成功したのは、米国社会や企業に多大な功績と恩恵をもたらした事は説明するまでもないでしょう。
彼の様な天才にとっては学問のポートフォリオにおける経済学などいう分野は取るに足らないものでしょうが、それでも片手間でゲーム理論を持ち込むなど後の行動経済学に多大な影響を与えました。
むしろ古典派経済学笑、オーストリア学派笑という感じだったにも関わらず、よくぞ関与してくれたという感じなのかもしれません。
そんな天才の来ない些細な領域であっても、人々の暮らしには意外と影響がある凡人のための学問なのかもしれません。