高値回避機会損失

2024/01/22

投資

 

割と幸先良さげな株式市場を眺めていると、出遅れた方やこれから投資を始めたり再開する方にとっては高値掴みを警戒し、結果的に好機を逃すという現象が発生することも考えられます。


もっとも市場は相対的なものである以上、誰かが投資を始めた瞬間は誰かが投資を引退する瞬間かもしれませんし、逆に瞬間的には超割高であっても30年後に振り返るとその年の年初来高値と暴落後の安値など些細な差にしか見えない程に市場が成長或いは現金の価値が低下しているということも起こります。


とはいえ投資家はその瞬間における最善の選択を追求するべく逡巡するのですが、結果的には時間が解決してくれることも多く、市場に晒されていた若しくは生き残っていた期間の長さが成果に直結することも往々にしてあるのです。


タイミングを制する方もいらっしゃいますので、その可能性の追求を放棄する必要はありません。


ただ、残念ながら9割以上の投資家は、長期的には自らの試行錯誤が市場平均にすら届かない以上、下手に足掻くよりも市場平均をベンチマークとしつつ「守破離」の過程を経た方が良い気がします。

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