これが現代の米国企業における雇用のダイナミズムなのかもしれません。
あのグーグルでさえ、従業員よりも株主の方を向いて仕事をする時代になったのは、分かってはいたこととはいえ時代は変わったんだと思うばかりです。
自分もかつては日本企業が成し遂げられなかった日本型雇用の完成形を同社に期待していた時期もありました。
でも結局は、研究環境、技術開発、コーポレートカルチャーないしフィロソフィーも全ては潤沢な資金とその投資に見合った成果が出てこその産物なんですね。
厳しさの中で自らを磨くのも人生ですし、投資家としてその上前だけを撥ねるのもまた人生です。
米国型の競争社会では、従業員に安泰はなく自らがオーナーとなるか起業ないし経営側に回るしか道はないようです。(更に外部から口を出されたくないのであれば非公開会社のオーナーになる必要があります)
日本型雇用の黄昏を感じます。