正直に言えば、上場銘柄だけでも十分に組み立てられるのが市場としては理想ですが、一攫千金を狙う非上場株をベンチャーキャピタル等に独占させることが正しいのかと問われると、そこにも民主化が必要なのかもしれません。
ただ、現状において未公開株に手を出す場合、何らかのコネやツテが必要でしょうし、必然的に投機の色合いが強くなります。
昔を知る方の中にはグリーンシートを思い出される方もいらっしゃるかもしれませんが、恐らく今の議論で期待されているのはそういったニッチな銘柄ではなく上場前のユニコーン企業に投資したいという需要でしょう。
有望な投資先や金融商品にいち早く投資しておきたいという気持ちも理解はできますが、そういう手段を選ばなくとも市場の恩恵を手にする事は十分に可能です。
この議論においては、自らを棚に上げてしまっている部分があるため強くは言えませんが、国際基準に則ったところで非上場株にはそれ相応のリスクがあります。
その意味を理解した上で投資するのであれば構いませんが、どんなに注意してもハズレや詐欺紛いのものが紛れ込みます。
それでも可能性に賭けるのが投資家なのかもしれませんが...
