トランプ氏の動きというのは、ときに非常に米国らしさを感じることがあります。
自らの富を大きく見せようとし、見せかけの資産を増やしていく、米国経済の原動力の一部であることに違いはありませんが、ハッタリというかその危うさも含めて米国なのだと思います。
SPACを駆使して上場にこぎつけ金銭化の道筋をつける、SPACを嫌うバリュー投資家界隈が危惧していたことがまさに具現化しているような感じですが、これも紛れもなく米国の時価総額の一部なのです。
莫大な訴訟費用も含め、これが米国流なのかもしれませんが、金額の多寡が必ずしも豊かさにつながらないことを端的に示してくれているのかもしれません。
見せかけの資産を膨らませて行くのも良いですが、自らが本当に価値があると思うもので資産を積み上げて行くことは、骨の折れる作業もありますが、それ以上に価値のあることなのかもしれません。
