当ブログを開始した頃は割と人気だったと記憶している配当貴族指数の連動商品。
連続増配を続ける企業群への投資は下げ相場にも強く、それでいて標準的な株価指数のアウトパフォームを狙える戦略として注目を集めていたと思われますが、蓋を開けてみればそのどちらも叶っていないというのが現状のようです。
配当ないし分配金の積み上げ分を含めればまた見え方は変わってくるのでしょう。
ただ、純粋に数値のみを比較する場合、S&P500指数はおろかグロース株指数やバリュー株指数にすら安定して劣るような書き方をされてしまうのです。
確かに下落局面においては力を発揮し、尚且つ分配金が輝くことは間違いありませんが、その局面が来るまでアンダーパフォームに甘んじ続けることを許容できるかどうかはまた別の話なのかもしれません。
様々なアプローチで株価指数をアウトパフォームしようとするコンセプトは生まれて来ますが、結局は時間の流れとともに平均回帰は避けられません。
そういった投資をする方は機敏に動かなければ望んだ成果はなかなか得られないでしょう。
厳しい世界ですがアクティブ運用とはそういうものです。