インデックスへの積立は投資なのか?

2019/06/24

投資



寄らば大樹の陰!どうもSPDRマンです。

米国株ブログ村やTwitterで拝見する記事や報告を見て、
投資家の皆様の銘柄の分析や、市況に伴い売買を活発に実行している姿を見ると、
果たして自分が行なっている運用は本当に投資なのかということを、
時々ですが考えてしまうことがあります。

かつては(今もですが)ETFを気が向いた時に、買い足してはただ放置しているだけ…
最近では、つみたてNISAに移行してからは、勝手に買い付けてくれるため、
もはや購入している感覚すらありません。
(クレジットカードや銀行口座からはちゃんと引き落とされていますが笑)
よくよく考えてみると売却したこともありません(汗)

正直、投資というよりは口座に入っている現金を別の形でただ単に保管しているだけ
といった感じの方がしっくりきます。そのおかげで、無いに等しい銀行の金利からは
考えられないほどの配当金(税引後でも!)をいただいているような感覚です。

感覚が麻痺してしまっているのかもしれませんが、S&P500指数などの
今後も永続的に存続が見込まれるインデックスに資産を預けることは、
(割りの良い)預金と大差ない気がするのです。
これは、上げ相場の恩恵を受けて来ただけの甘い考えなのかもしれませんが…
SPDRマンが投資を始めたのはアベノミクス開始あたりからです。
つまりリーマンショックを経験していない世代です。
(就活はその影響が直撃し苦労しましたが)
本格的な下げ相場を経験した際には、きっとこんな余裕は持てないかもしれませんが、
それでも数年経てばまた指数は回復してくることを考えると、
これは投資ではなく、割りの良い預金みたいなものではないかと思うのです。

もちろん前提は崩れる可能性は十分ありえますし、
世界経済全体が日本の失われた何十年のような停滞を経験する可能性もあります。
ただ、それでもしっかりと時間分散しドルコスト平均法的な感覚で、
信頼に足るインデックスに積み立てて行けば、トータルで資産が減少していることは、
確率的にはほとんどないはずです。

ただ、積立投資をするためには、その原資が必要です。
サラリーマン投資家の場合、原資の多くを給与収入に頼っているはずです。
不況で景気が悪くなれば、給与が下がる場合もあるかもしれません。
雇用が安定しなくなり、原資を捻出できなくなる可能性だってあります。

そんな状況に陥っても積立のペースを変えずに行えることが、
この手法では重要になってきます。フルインベストメントも格好良くて素敵ですが、
やはり投資は余剰資金で行うべきです。

90%の資金をインデックス(S&P500)へ、残りを(米国)短期債へ
というバフェット氏の妻への遺言は、まさにインデックスを継続的に積立できるような
アセットロケーションにも見えますね。これはやはり投資というより、
より安全な(しかもちょっと増えてくれる)預金なのかもしれません。


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