バーチャス・サイクル

2019/06/25

投資



ブログのタイトルを見てすぐにAmazonネタだとわかった方は、かなりのジェフ・ベゾス通かまたはAmazonの企業カルチャーフリークです!

利用させてもらっている画像は、ベゾス氏直筆のバーチャス・サイクル図とのことです。

アマゾンが標榜する最高のカスタマーエクスペリエンスを実現させるための好循環、この概念図こそが、Amazonが飛躍して成長した秘訣と言われています。

この図はドットコムバブル崩壊最中の2001年頃に作成されたそうです。

Amazonが提供する価値(品揃え)によりカスタマーに最高の経験(顧客満足)を与えることで、その評判により(来訪者数)を増やし、さらに(売り手)を集めます。

自らを成長させその結果、さらに品揃えが豊富になり選択の手段が増え、競争が発生し(低コスト実現の仕組み)規模が拡大していくことで、より(低価格)でカスタマーにサービスを提供できる。

この循環を回して行くことで、Amazonは驚異的な成長とともに、株価を押し上げて来ました。

SPDRマンにはAmazonに勤めている友人がいるのですが、入社当初からストックオプションで自社株を積み立てているとのことでした。その頃と比べると、株価はだいぶ上昇しておりますので羨ましい限りです。

ただ、ドットコムバブルの際はこの仕組みで従業員に大きな損害を被らせたようで、現在では、このストックオプションも慎重に運用しているようです。つまり、Amazon株は従業員のためにも右肩上がりで成長する必要があるのです。従業員も必然的に仕事に一生懸命取り組む訳ですね!(この辺りは従業員持株会のある日本企業も結構似ていますね笑)

ところでこのバーチャス・サイクルですが、トヨタの「カイゼン」に強く影響を受けているそうなのですが、何かに似ていませんか?

SPDRマンは、ブログ運営とバンガード社の経費削減のシステムに類似性を感じました。

自らの知識を発信し、また他の方からも刺激を受けながら、新しい知識を取り入れることで、考え方が洗練され、より良い発信ができるようになる。あるいは、より良い投資信託やETFを商品化し、収益を投資家に還元することで、ファンドが大きくなり、結果として信託報酬等の手数料を削減し、さらに投資家に還元する。

Amazonの躍進からもわかるように、好循環、すなわちバーチャス・サイクルに身を置くことこそが、今の投資には求められている気がします。



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