【LSLT】信託報酬マイナスETFの衝撃!

2019/06/26

ETF



こんばんは!焼き鳥は塩派のSPDRマンです。

少し前のニュースですが、あまり話題にならなかったので、(話題になっていたのに、全然気が付かなかっただけかもしれませんが)米国ETFの最新動向に関するニュースを取り上げてみたいと思います。

SECが初めてマイナス手数料を採用したETFを承認
(出典:ZUU online  ThinkAdvisorより 2019/06/10)

このニュース、結構衝撃的じゃないですか!?信託報酬を差し引かれるのではなくもらえるんですよ?!

ここで取り上げられている初の信託報酬マイナスのETF「Salt Low truBeta US Market ETF(LSLT)」はSalt Financialが手がける基幹シリーズtruBetaの二商品のうちの一つです。もう一方の「Salt High truBetaTM US Market GTR Index」がハイベータ投資の商品で、こちらがローベータ投資を行う商品のようです。

構成は下記の通りです。(出典:LSLT FACT SHEET



一般消費財、金融、公益事業などが構成の上位です。結構ディフェンシブですね!



構成銘柄を見てみると、今年の山火事の件で連邦破産法を申請したPG&Eがトップです。

日本や欧州はマイナス金利で苦しんでいるのに対し、アメリカの政策金利は引き下げを検討できるほど高いですが、信託報酬の引き下げでは、マイナスが発生するほど熾烈な競争が繰り広げられています。

この商品が日本国内で取り扱われるかはわかりませんし(塩対応かもしれません…)、Salt Financial自体が存続するかもまだわかりませんが、いずれにせよ、この流れが日本の資産運用会社に波及して、個人投資家にとってより良い環境がもたらされることを期待するばかりです。

以上、現時点では役に立たないETF情報でした!笑


【追記】2019.07

どうしてもマイナーものに走りがちな性分みたいで、この手の情報は本当に好きです。将来的には信託報酬が出るようにするのかなど、ビジネスモデルの詳細はまだわかっておりませんが、このような動きがあるからこそETFのような商品自体が誕生したのだと思った次第です。

こういった変わり種の商品を日本国内で購入する需要ってあるのでしょうか。SPDRマンは昔、個人輸入を手がけていたことがあるのですが、金融商品の個人輸入代行ビジネスなんかができるようになると、とても面白いですよね!将来はそのようなものも手がけられるようになる社会が到来するのでしょうか。今後が楽しみでもあります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
信託報酬がマイナスのETFを購入してみたいと思う方は是非クリックお願いいたします!

QooQ