トップを維持するために賭けるバンガード
(出典:バロンズ・ダイジェスト 2019/12/29 09:25)
SPDRマンです。
2週連続バロンズ頼みで恐縮ですが、
手数料や信託報酬の値下げ競争を先導してきたバンガードが遅れを取り、
後追いをする形となってきていることが指摘されております。
長年、低コスト化を先導し業界のリーディングカンパニーとして
君臨してきたバンガードですが、ここ最近の業界再編と競争の激化によって、
守勢となっているようです。
他社がサービスを拡充する中、バンガードは資産額500万ドル(約5億4,000万円)以下の
新規顧客にはアドバイザーをつけず、コールセンターに回すなど、
少額の投資家(資産5億円は米国では少額投資家?)を切り捨てる動きも見られるそうです。
バンガードは業界をリードしてきた企業であり、
創業者のボーグル氏の投資哲学から熱狂的なファンを抱え、
米株村でも大人気の企業ですが、資産運用業界の関係者からは時折、
傲慢な企業体質を指摘される企業であることも事実です。
バロンズの記事ですので、そのあたりもしっかりと記載されておりました。
驕れる者久からずという言葉は、今のバンガードに当てはまる言葉なのかもしれません。
どんなに素晴らしい企業でも必ず綻びは出てきます。
奇しくも今年ボーグル氏が逝去されたのも無関係ではない気がしてなしません。
素晴らしい商品を個人投資家に提供してくれている一方で、
バンガードは相互会社であるため、財務状況を公開しておりません。
実はブラックボックスな会社なのです。
素晴らしい経営者が運用してくれている限りは安泰だと思われますが、
一度腐敗が進行すると、そのダメージが大きくなるのも、未公開会社の難しいところです。
リーディングカンパニーの経営の難しさを感じさせる内容でした。
それでは、インデックスファンドの基本に立ち返った今週の週間報告です。
全体で14.77%のプラスです。
先週末時点では、78,499円、13.26%のプラスでしたので増えました。
(先週比:+9,782円)
今年最後の報告になります。
つみたてNISAに切り替えて最初の一年間でしたが、
結果的には年初に一括投資した方がパフォーマンスの良い一年となりました。
2018年は通常NISA枠を1月に一括投資して失敗し、
今年はドルコスト平均法で投資して失敗しました…
結果的に増えているので良しとしたいと思います。
投資ってそんなもんですよね(笑)
来年も良い相場であることを願いつつ、
結局は自分とって有利に動いて欲しいSPDRマンでした。
買付方法の流儀なんてその程度のものです