書評『行動経済学の使い方』

2019/12/21

書評



SPDRマンです。

順調な米国市場のおかげで恩恵を受けている投資家も多い一方で、
買い増しをすべきか、益出しをするのか、
あるいは損切りをして損益通算するのかなど、
様々な選択に悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本日ご紹介する書籍は、投資行動の決定にも応用されている
行動経済学を実践的にわかりやすく解説してくれる一冊です。

大竹文雄 著『行動経済学の使い方』(岩波新書
学ぶだけではもう足りない。研究と応用が進み、行動経済学はいまや「使う」段階に来ているのだ。本書では「ナッジ」の作り方を解説する。人間の行動特性をふまえ、自由な選択を確保しつつ、より良い意思決定をうながし、より良い行動を引き出す。その知恵と工夫がナッジだ。この本を通して、行動経済学の応用力を身につけよう。(内容紹介より)
プロスペクト理論、現在バイアス、互恵性と利他性、ヒューリスティックス、
行動経済学の基本的な説明をした上で、より良い意思決定と行動を引き出す知恵と工夫
「ナッジ」によって行動経済学の応用力を身につけるのがコンセプトです。

実際の事例に、どのように行動経済学が関与しているのかがわかる内容になっています。
期待値的には変わらないはずなのに、選択が偏ってしまったり、
わかってはいるのにやめられない行動など、実際に起こることをいかに改善するのか、
これは投資判断をする上でも非常に重要な要素になって来ます。

事例の紹介も少し触れようかと思ったのですが、この本の良いところは、
ブログのネタには持って来いな話題が多く入っているため、
ここではタネ明かしせず、今後の投稿に大いに活用しようと思いました(笑)

気になる方は是非、書籍をお手に取って確かめて頂ければと思います。
今後当ブログで行動経済学的な鋭い考察が掲載されていた場合は、
この本がネタ元だと思ってほぼ間違いありません!(笑)

書評なのにネタ温存のためあまり内容に触れないSPDRマンでした。

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投資家はもちろん投資ブロガーさんにオススメな書籍です

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