ネット証券「手数料ゼロ」過熱 収益の展望なく消耗戦
(出典:日本経済新聞 2019/12/23 20:30)
SPDRマンです。
取引手数料の無料化に、低コストETFの登場など、
投資家にとっては嬉しいニュースが多い年末になりましたね。
その一方で心配なのは、証券会社各社が非常に厳しい環境に置かれていることです。
本来であれば投資家のリターンと証券会社の利益は相反関係にあるため、
そこまで同情的になる必要はないのかもしれませんが、
素晴らしいサービスを打ち出している企業ほど、淘汰の危機があるのが心配です。
価値のあるサービスはお金払ってでも利用するべきであり、
単なる消費にはならず、広い意味で自らの人生の投資になります。
そうは言っても、なるべくお得に過ごしたいというのは投資家のみならず、
消費行動としては当たり前の発想であり、それが金融商品への投資となれば
なおさらコスト意識が高まるのは自然なことです。
金融業界に勤められている方は、顧客に利益をもたらしつつ、
自らの実績や所属企業の収益を上げなければならないため、
非常に難しい立場なんだろうなと、勝手に想像しております。
もちろんどんな職業に就いたとしても、そこには理想と現実にギャップがあり、
ある程度(もしくは相当な?)の矛盾を抱えながら、
職務に臨まなければならないことがあるかと思います。
自らが提供する価値が社会貢献しているのか、
それが市場に価値をもたらしているのか、
そして持続性のあるビジネスモデル(または公益事業)で見通しは明るいのか。
難しく考えだすと結局全てが嫌になってきますが、
迷ったらシンプルな答えが有効かもしれません。
当ブログではインデックス投資を推奨することにしておりますが、
それはなんだかんだ言いながら世の中が良くなっていくことに賭けることです。
ネット証券業界の将来はどうなるかわかりませんが、
証券会社が明るい未来に賭けるためのサービスを、
引き続き最安値で提供してくれること願うSPDRマンでした。
当ブログは陰ながらネット証券各社を応援しております!