「平成」がサボった宿題のツケ/政界地獄耳
(出典:日刊スポーツ 2019年12月9日10時6分)
SPDRマンです。
臨時国会閉会の裏で、永田町ではちょっとした小冊子が密かな話題を呼んでおります。
齋藤健元農水大臣が執筆し、支援者や関係者向けに配布している、「三十年〜大和民族の遺伝子〜」という小冊子です。
齋藤氏は通産(経産)官僚、埼玉県の副知事を経て、09年に初当選された自民党の衆議院議員です。小泉進次郎氏の当選同期でもあります。
官僚時代に『転落の歴史に何をみるか』を上梓されており、『失敗の本質』のような歴史研究と組織論を兼ね備えた学際研究的な内容となっております。
『失敗の本質』は経営学や組織論でよく取り上げられる名著ですが、同書は株式投資にも通じる素晴らしい名著です。
「三十年〜」の小冊子もこの内容の延長にありますが、平成の30年間は、歴史の中ではほんの一時期に過ぎない一方で、平穏な時代に積み残した課題が山積したままであったことを指摘しています。
30年前、日経平均は3万9千円を記録し、世界における日本のGDPの割合は16%程ありました。それが今では6%以下となり、日経平均はいまだに最高値を更新できずにおります。
このブログをお読み下さる皆様は、30年後を見据えて投資されていますか?次の世代のために、何か行動を起こされていますか??
つみたてNISAの積立期間は20年ですが、期間満了まで利用すれば、40年近く投資をすることになる制度です。30年後を見据えることは何も特別なことではありません。
「何が物事の本質か、それを常に追求する個人、そしてそれを許容する組織風土、それを維持することに尽きる。あとは応用問題だ」文中に出てくる『失敗の本質』の共著者の一人、野中郁次郎氏の教訓です。
次の世代に失望されない社会を創り上げるための手段の一つが、株式投資であるとSPDRマンは考えております。
より良い未来のために、皆様の勇気ある投資が必要とされています。
宿題をやらなかった夏休みは終わった