株式投資のカジノの中で(週間報告2020/01/26)

2020/01/26

投信


政府 カジノ業者との接触規制へ 事件受け一転 実効性課題
(出典:東京新聞 2020年1月26日 朝刊)

SPDRマンです。

今国会では、IR整備地域の選定基準に関する基本方針に、
汚職対策の接触制限が盛り込まれる見込みとなりました。

競馬(農水省)、競輪・オートレース(経産省)、競艇(国交省)、宝くじ(総務省)等
公営賭博は各省庁が利権をめぐり、鎬を削る場でもあります。

昨年、ようやくまとまった日本の総合取引所構想も、
金融商品(金融庁)と商品先物(経産省、農水省)の縦割りの利権と利害関係から、
2007年に閣議決定された「経済財政改革の基本方針2007」の構想から12年近く経過し、
なんとか話がまとまりました。

それだけ、自治体や監督官庁の利権が大きいのです。

もちろん、株式投資を単純にギャンブルと同列に並べるべきではないという意見は
ごもっともだと思いますが、やっていることに変わりがないのは事実です。

元本保証のない確率の世界に身を投じることになる以上、確実にリスクは伴います。
そして、今は相場が良いため「投資はギャンブルではない」という言葉が聞こえてきますが、
相場環境が変わり不況になれば、すぐに立ち消えになります。

その一方で、日本が無リスクの資産で資産形成することができる良い時代は、
とうの昔に過ぎ去りました。(バブル期には定期預金の金利が6〜7%あったとのことですので、
期待値だけで考えると、確かにインデックスファンドに投資する妙味は低かったでしょう)

今を生き当ブログをお読み下さる皆様は、リスクを取らなければいけない時代を
過ごしているのです。本来であれば、自国のインデックスファンドに投資をして、
為替リスクのない中で安定して資産を形成するのが理想の姿なのかもしれません。

それを地で行くのが米国です。資本主義体制側の覇権国であり建国当初から、
市場経済を肯定するプロテスタンティズムに守られて来たというのもあるかと思います。

日本経済は、人口減少や高齢化等課題は山積しておりますが、市場経済という意味では、
取引所統合や市場構造改革による新指数の設定など、より良い資本主義社会になるため、
変わろうとしております。

米国株関連の金融商品も、一昔前では考えられないくらい本当に買いやすくなりました。

まだまだ、改革には時間がかかるかもしれませんが、
皆に恩恵をもたらす市場環境が整うことを願うばかりです。

IRに関しては、人によって意見の分かれるところではありますが、
SPDRマンは、市場開放の一環として捉えております。

それでは今週の週間報告です。



全体で16.78%のプラスです。
先週末時点では、120,856円、17.25%のプラスでしたので減りました。
(先週比:-3,303円)

増えるばかりだけではなく、減るのも投資です。そして自己責任です。
とは言え、流動性や市場の安定のためには、市場参加者を増やさなくてはなりません。

最小限の時間と努力で、なるべく良いリターンを再現できるように
当ブログも目指してはおりますが(できるとは言っていない)、
結局は経験が物を言う時もあれば、偶然が恩恵をもたらすことの方が多い世界です。

改めて投資を人に勧めることの難しさを感じたSPDRマンでした。

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