映画版『21世紀の資本』が映すもの

2020/01/24

書評


貧乏から抜け出すのは無理!格差社会を映画で学ぶ『21世紀の資本』予告編
(出典:シネマトゥデイ 2020年1月24日  17時00分)

SPDRマンです。

フランスの経済学者トマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』が映画化されました。

映画『21世紀の資本』公式サイト

「r(資本収益率)> g(経済成長率)」 
資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、
資本主義は自動的に、
恣意的で持続不可能な格差を生み出す

今ではすっかりお馴染みになりましたが、
原著(フランス語版)が登場したのが2013年8月、英語版が2014年の4月、
そして日本語版が登場したのが、2014年の12月8日でした。

ちょうどSPDRマンが個別株からインデックス投資に移行する時期の出来事でした。
本書の内容は、バフェットの遺言と並んで、非常に影響を受けました。

正直、理論的には正しいことであったとしても、
投資のリターンに対しては小型株中心に個別株をやっていた頃は懐疑的でした。

事実、東証版SPYである【1557】が2011年に登場してから、実際に投資を開始するまで、
2年もかかってしまいました。それだけ当初は疑っていました。
(より正確に言うと、2013年の年初にバフェットの賭けの中間結果の記事を読み、
そこからようやくインデックスに投資を始めました)

Buffett Is Still Crushing That Bet He Made Against Two Hedge Fund Managers In 2008
(出典:Business Insider Jan 2, 2013, 11:30 PM)

書籍の内容が正しいかはともかくとして、まさに自身が「r > g」を
実感し始めた頃に登場した本でしたので、思い入れが強いのだと思います。

本作についてジャーナリスト(笑)の池上彰氏は、
「いくら働いても豊かになれない秘密を映画は教えてくれる。そして、解決策も提示している」
とコメントを寄せているそうです。

この映画を鑑賞して、どれだけの方が投資を始めるかはわかりませんが、
実際に投資をしてみて実感しないと分からないことがあると感じたSPDRマンでした。

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池上彰氏が株式にどれだけのポジションを取っているかは不明です(笑)

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