Apple、Google、Twitter、Facebookは、なぜアメリカで生まれたのか?

2020/01/01

書評



SPDRマンです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
私事ながら一応喪中ですので「おめでとう」の言葉は控えさせていただきたいと思います。

当ブログは投資ブログのフリをした雑記ブログですが、
全世界株や先進国株のインデックスではなく米国株のインデックスを保有しております。

なぜ全世界でも先進国でもなく米国なのかと聞かれると、偶々の要素も多分にありますが、
実は理由もあったりします。(なので一応米株村に在籍しております)

新年という事と、昨日で2010年代が終わったので、その総括として
SPDRマンが米国ETFに投資する大きなきっかけとなった一冊を紹介したいと思います。
ちなみにいわゆる投資本ではありません(笑)

ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力』(講談社現代新書
著:池田 純一

本来であれば書評ですのでタイトルを、
書評『ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力』
としなければならないのですが、伝わりづらかったのと、
本の帯の方により良い表現が記載されていたためそちらを採用しました。

2011年03月18日発売の本です。余談になりますが、
当時この本の発売を非常に楽しみにしていた矢先、東日本大震災が発生しました。
通常の連絡手段が遮断される中、情報発信でソーシャルメディアが活躍し、
また原発報道に関するフェイクニュースが飛び交いました。

後に情報に携わる仕事に就くことになるSPDRマンにとっても非常に大きな出来事でした。
この経験とこの書籍があるからこそ、今の自分があると言っても過言ではない程、
当時の状況も相まって印象に残っている書籍です。

現在S&P500指数を牽引する企業がどのようなビジョンの中で生まれたのか、
その構想力についてのお話です。

なぜGAFAの時代になったのか、10年近く前の本ではありますが、
今読んでも非常に説得力のある本です。

スティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学の卒業式で引用した
スチュアート・ブランド氏が始めたWhole Earth Catalogの
最終号の裏面の言葉「Stay Hungry, Stay Foolish」
コンピュータの黎明期から現在に至るまでの説明、
カウンターカルチャーとアメリカのプラグマティズム、
イノベーションと起業のエコシステム、ソーシャルメディア、
そして現在のAI技術につながる議論…

この本を読むと本当にグロース株に投資したくなります。
(SPDRマンは諸事情により個別株はしませんが笑)

もちろん、最先端を行く企業の株価が必ず良いパフォーマンスをもたらすとは限りません。
しかし、将来に対する潜在成長力に賭けるのが、株式投資であるのであれば、
米国市場に投資することは一つの最適解であると思います。

本当のイノベーションのエコシステムとは何なのか、
SPDRマンのたどり着いた一つの答えはアメリカの株式市場≒S&P500指数でした。

30年後は今グロース株扱いされている企業は、成熟企業扱いされているかもしれません。
おそらくまだ誕生すらしていない企業が、指数を牽引していることでしょう。

その未来に賭けるための投資として、米国インデックス投資の良さを強調し
新年のご挨拶と代えさせていただきたいと思います。

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本年も良い年でありますように

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